あなたの強がりの中に隠されている痛みを見つけたその瞬間にほら抱きしめたくなっている

SHOCK観てきました。
このタイミングで観ることになるとは思ってなかったし、正直、不安の方が大きくてドキドキしてた。
これだけ長くやってて、今まで小さなトラブルで済んでたことが本当に奇跡だったんだなとかいろんなこと考えました。
ブログやツイで事故当時の話を読んだり、公演が再開された時の光一さんの言葉とかでもう胸がいっぱいになっていて、それと同時に私らには何もできなくて悔しくて…ってホントにぐるぐる考えまくってた。
だけど帝劇の前に着いたら思ったの。あ、違うなって。そうじゃないって。
何も余計な事考えずにいつも通り観なきゃ、って。きっとあのカンパニーならそうしてほしいって言うだろうな、って思った。


だけどねー、まぁ無理やった笑。
光一さんの顔見た瞬間、ぶわっと溢れちゃった。ほぼずっと泣いてた笑。会場中そんな感じだったのかな?いつもより鼻をすする人の数がだいぶ多かった気がする笑。
とにかく気迫が去年までと比べ物にならない。最初から光一さん、声出にくそうだなと思ってたんだけどすぐにその意味がわかった。そんな声の出し方してたらすぐ潰れちゃうよ!ってくらい全力だった。
もちろん今までも毎回全力だったけど、どこかさ、手を抜くわけではないけど、長く続けるためにベストな発声があるじゃない?今日はそんなものなかった。あんな光一さんの声初めて聞いたかもくらい。


劇中には現実とリンクするセリフもたくさんある。だからなのか、言ってる時の感情の乗っかり方もだし、ダンスのキレもすごくて。全員の熱量がホントにすごかった。
いつもの完璧さに人間味がプラスされたというか…生身の感情がとても伝わってきた。ホントに命かけてここに立ってるんだな、って。このカンパニーは最強だと思った。
そしてその先頭に立っている光一さん。
誰よりも今ここに立てていないメンバーのこと心配だと思う。悔しいと思う。ショックだと思う。でも彼は真っ直ぐにそこに立ってた。
最後の挨拶でね、「この事故で気づいたこともありました。…悔しいですけど」って言ってた光一さん。
だけどそれを受け止めて最後まで突っ走るって真っ直ぐ前向いて言ったよ。
私、もうこの人に一生ついていこうと思った。
KinKi Kidsホントに神様なんだなって思った。


コンティニューの時のセリフで、背中を見せることが引っ張ることだと思ってたけど、ホントはみんながいたから走って来れた、って言う所。あれ、すっごい染みたー。
シェイクスピアのシーンも凄みがホントに素晴らしかった。
二幕開いたばっかなのに、みんな倒れちゃうよ!って思うくらいの気迫だった。
ホントに行ってよかった。カンパニーに会えてよかった!


これは批判したいわけではなくて私の感じ方なので悪しからずなんですが、ニュース見てるとなんかとても悪い事をしたような…。
もちろんあってはならない事故だから、安全を怠ったと思われても仕方ないのかもしれないけど、堂本光一主演のSHOCKが、って言われるたびにちょっとね、悪い事してないのに!って思ってしまっていた所があって…。
報道のされ方を卑屈に取っちゃって。
だから、説明に出てきた光一さんの顔見たら涙止まんなかった。
しっかり背筋正して立って、きちんと説明しているけど、本当はどんな気持ちなんだろう。どれだけのものを抱えてるんだろう、みんなと同じようにショック受けてるはずなんだよ。心配で仕方ないと思うんだよ。でもそれを見せるべきではないって分かってるからこうしてここに立ってる。
勝手にそんな風に思ってニュース見るのが辛かったから、動向は気になるけどニュース見たくないっていうジレンマがあったのです実は。
今は大丈夫だけどね。


とにかく、気持ちを自分の中で消化できたこともあったし、何より素晴らしい時間をくれたカンパニーに感謝しかないです。
最高でした!
ありがとうございました!!