痛みを抱いたまま笑える時が来るから


光。
真っ暗なここをそっと、でも力強く照らしてくれる月の。





あの日からアナタはボクの道標でした。
どんな辛い事があっても、どんなに打ちのめされても、そこから立ち上がって前を向いて走ること。
泣きながら、全ての想いを背負いながらも立ち止まらないこと。
ステージに立つ者としての意味と責任。
言葉よりもその背中で、その行動で伝えようとしてくれた。
伝えてくれたアナタ。
ボクが今こうしていられるのも、アナタのお陰です。
いや、アナタのせいです。
アナタを知ってしまったから、ボクはもう簡単にあんな事を言えなくなってしまった。
アナタの想いに触れて、涙を思い出してしまったから。
だから責任を取ってください。
走れなくなるその時まで、全力でアナタを貫いてください。
ボクはそれを見届けます。
それがアナタへの恩返しだと思うから。
涙よりありがとうを。
ありがとうより、笑顔を。


「この世界に必要のない笑顔なんてない」