my DEAR

ずっと不思議だったんだ
もうずいぶん昔に見た君の笑顔も昨日のことのように思い出せる
いや、思い出すのとは違うな
僕の側にいつだってあるんだ


あの日僕はここに一人でいることを望まなかった
それなのに
どうしてこうして僕は笑っていて
君の面影は消えないまま側にあるんだろう
僕は
君を生きているんだろうか
君が行きたかった所へ行き、見たかったものを見て、感じたかったことを感じて
そんな風に流れているのだろうか
君の分まで…なんてキレイごとは言わないけど
そこにも何かが届いているんだろうか


そんな気持ちで見上げた空はいつも以上に澄んで見えたんだ
まるであの時の君の笑顔のように
僕の一番好きなあの時の。